はじめに

古民家とは
どの時代に建てられたものか、あるいは建造され何年を経たものを指すかの定義はないが、通常は戦前以前のもの、特に大正以前のものをさすことが多い。また、その建築方式が釘などを使わない伝統的日本建築で建てられた建物を特定することが多い。(Wikipediaより)

田舎で家を探すには

最近メディアなどでも古民家、DIYなどが話題になっています。
田舎への移住に興味や憧れを持たれる方も多いのではないでしょうか。
田舎暮らしが見直されるようになり都会から移住をしようとする人たちが増える中、空き家はあっても、不動産情報には載っていないなど、地方では不動産市場が活発ではないという問題があります。

おむすビーズでは、各地域の一次産業インターンシップを通して、現地に住みたいと希望する方の移住をサポートしています。
では実際に移住した方達にはどのような選択肢があり、どのように住む家を決めたのでしょう?

今回は具体的な田舎での家探しについて
・空き家バンク
・地域の人からの紹介
・不動産会社の利用
・インターネット情報
に分けて紹介していきたいと思います。

空き家バンクってなに?

不動産会社の賃貸情報にはない物件が見つかるかも?

地域への定住を狙いとしている制度で、民間の不動産会社とは違い、ほとんどの場合自治体が運営しています。
営利目的ではないので安いのが特徴ですが、利用希望者には移住・交流に対する真剣さが求められます。

これまでの賃貸は貸主が物件を管理し、必要があればリフォームして借主に提供する必要がありました。
しかしこの空き家バンクでは、借主が改修を行う借主負担です。代わりDIYで好きに補修していいという物件が多く、注目されています。
交渉、契約についてはすべて当事者同士で行うというのが基本のようなので、DIYなどの修繕をどこまで許可してもらえるかなど、最初にしっかりと確認しておきましょう。
(居住に支障があるほど修繕が必要な場合は、最低限必要な修繕費は貸主負担となるのが一般的)

空き家バンクを利用・登録するメリット

登録物件所有者が、移住者と売買又は賃貸借契約が締結した後にかかる費用を補助してもらえる場合があります。
・改修等工事費用
・家財処分費用
・市外から市内へ移住する時の引越し費用
これらは一部抜粋したものです。市によって様々な補助金制度があります。
物件を探している地域の補助金制度はどうなのか、確認してみましょう!

空き家バンクの注意点

空き家バンクには価格も安く魅力的な物件がたくさんあります。
しかし、移住を考えている方ならどなたにでもお勧めというわけではありません。
空き家バンク制度には「地域へ定住してほしい、地域活性化につなげたい」
という自治体の”想い”があります。

なので、
「都会での人付き合いが嫌になったので…田舎で人付き合いせずに暮らしたい」
「地域の交流や祭りには参加したくない…」
そういった感じで移住を望まれている方には、向かないことを知っておいてほしいです。

移住・交流、地域活性化の期待をこめて登録されている物件がほとんどだと思った方がいいでしょう。
でないと、人間関係に溝ができてしまうというような失敗談もあるようです。

地域の人からの紹介

例えば行ったこともない土地で、売りに出していない空き家を紹介してもらうなんて、そんなの無理と思ってしまうかもしれませんが、意外とそうでもない?

田舎には手つかずの空き家があるのです。
でもこの場合、どこの賃貸情報にも載せていないわけですから、どうすればいいかわからないですよね。


きっかけはちょっとしたことで


例えば私達おむすビーズがやっているインターンシップなどもそうです。
インターンシップに参加すれば直接役場の方達とお話をする機会があり、お世話になる農家さんともお話することになります。
これだけのことでも人とのつながりができるのです。
そして、その土地、その地域の人たちを気に入り移住したいという気持ちがあるならば、家を探していることを伝えるだけで、たくさんの情報をくれると思います。





気になる空き家を見つけたら問い合わせる


地域の人から聞いた空き家情報を基に、自分から役場に問い合わせる、という方法もあります。
実際に高知県の土佐町には不動産業者がなく、役場が不動産会社の役割を果たしているそうです。

空き家情報入手→役場に問い合わせる→役場が大家に連絡→役場から問い合わせた空き家を紹介してもらう
この流れで、インターンシップから高知県へ移住した方もいます。


不動産会社を利用する


もちろん選択肢の一つではありますが、地元に密着している不動産会社であれば、思いもよらない情報を持っていたりすることもあるので、挨拶程度に一度行ってみるのもいいでしょう!

インターネット情報

役場から委託を受けているNPO法人田舎暮らしネットワーク等↓
http://www.reihoku.in/

ふるさと情報館↓
http://www.furusato-net.co.jp/bukken/

別荘・セカンドハウス・移住↓
https://www.country-life.co.jp/

最後に、田舎で家を探す時のチェックポイントは?

<給湯器の種類>
給湯器は電気、ガス、灯油のどれが備わっているかで毎月の光熱費は結構変わります。
電気温水器は便利ですが寒冷地だとすぐに冷めて、お湯がなくなる可能性があり、ガスは瞬間湯沸かし器で使い勝手はいいのですが、プロパンなので料金が高くなるという問題があり、灯油だと給油するのが面倒だという人もいるようです。
<水回り>
給湯器の種類以外にも水回りは結構見ておいた方がいいようで、特に見えない配管などの腐敗なんかは、後から分かった時に結構な修繕費用がかかりますし、見えない部分なので難しいのですが、最低限のチェックはしておきましょう。
地方の寒冷地の水道管は、「凍りついて水がでなくなる」「破裂する」なんてことがよくあります。そうならないためにはすこ~しの水を出しっぱなしにする…など、いくつかの対処法があるようなので寒冷地への移住を考えている方ならそういった情報も知っておくといいですね!
<屋根>
屋根の修繕もお金がかかるとのことで、慎重を期すならば雨の日も見に行き、雨漏りをしていないか、雨漏りの跡がないか等のチェックもしておいたほうがいいかもしれません。
<インターネット>
インターネット光回線がつながらないということもあります。
携帯会社にもよるようですが、電波のつながらない地域もあります。
家の中と外でも違うようですので、しっかり家の中で電波がつながるのか確認しましょう!
<網戸>
これは執筆者の個人的な意見ですが、網戸ってかなり重要だと思うんです。私が虫嫌いだからかもしれませんが、地方へ移住したいという方の中には虫が苦手だと言う人が意外にも多いんです。
私が今借りてる家は、入居する時に網戸を新しいものに全部変えてもらったのですが、何と言っても築年数が古く網戸をとりつける枠?建付けが歪んでしまっていて、網戸が新品でも上下角に隙間が空いて虫が入ってくるという事になっています・・。
虫が苦手なら網戸はチェックしておきましょう!建付けが歪んでいるなら自作網戸という手も。

まとめ

可能であれば2段階居住がおすすめだと多くの先輩移住者さんは言います。
実際に住みたい地域の街中(少し便利なところ)に賃貸で住んでみて、地域との交流でたくさんの人とつながりを作り、情報を集め、そこから賃貸(購入)する家を探す方法です。

いきなり購入はしないこと。
サイトの写真だけ、不動産屋さんの話だけで判断しないこと。
実際に足を運び、周りの環境も確認し、自分に合った土地かどうかを見極める事が大切です。
また、廃墟と言っていいほど腐敗が進んだ古民家を売りたい、買いたい場合は古民家鑑定士さんという職業があるらしく・・・一度(そのまま居住できるかの)診断をお願いしてみましょう。

空き家バンクは地域活性化の期待を込められた物件です。利用は移住・交流を目的とし、地域とのつながりを深めて行きたいと考える方に向いています。
一年を通しての行事・祭りごと等、どれくらいの頻度で集まる機会があるのかもチェックしておくといいかもしれません。
素敵な土地に出会えますように!


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