畜産業とは、牛や豚、鶏などの家畜を飼育し、乳製品や肉、卵、皮革などに加工して生活に役立てる産業です。畜産業を営む農家を畜産農家と呼び、地方では農業と畜産業を兼業で行う兼業農家も少なくありません。
近年特に「食の安全」への配慮が問われていることから、国産和牛やブランド豚などを飼育する畜産農家は注目が高く、牛一頭の価格も上昇傾向にあります。
その一方で、農業をはじめとする他の一次産業と同じく次世代の担い手不足に悩んでおり、日本の誇る畜産の技術や知恵を後世に受け継ぐ対策をとることが求められています。
この記事では、畜産業に従事している畜産農家の方にご協力いただいて、畜産業の「魅力」や「リアル」を届けていきたいと思います。一次産業に興味のあるかた、畜産業を体験してみたいとお考えのかたは必見です!



畜産業の仕事

所得の目安

農林水産省が発表している「農業経営統計調査」から、個別経営の1経営体あたりの農業所得を記します。畜産業の場合、育てている動物によって収入が変わってくることも特徴です。
平成25年の年間農業所得は、
・水田作:54万円
・畑作:227万円
・露地野菜作:189万円
・施設野菜作:438万円
・露地花き作:213万円
・施設花き作:394万円
・果樹作:196万円
・酪農:750万円
・肉用肥育牛:1118万円
・肉用繁殖牛:215万円
・養豚:791万円
・採卵養鶏463万円
・ブロイラー養鶏:662万円
となっています。

子牛を購入すると一頭あたり60〜70万円です。
肉として出す時点で一頭あたり100万円前後で取引がなされます。

子牛から育てた場合は、一頭当たり20万円前後のコストがかかり、飼い方や飼育数によって収入は異なります。
・委託牛の場合、一日一頭200円前後(経費等全て込み)
・農業との兼業農家の場合、年間米、野菜等の販売含めると1500〜1800万円の収入となります。
※ただし、重機等必要道具に数百万の経費が必要です。




従事者への補助金や支援金


畜産業を目指す人に向けて国から補助金を交付しています。

畜産業の補助金、支援情報について
https://www.nca.or.jp/Be-farmer/support/

「半農半X支援事業」や「新規就農チャレンジ事業」などといった補助金や助成金も用意されているので、興味のある自治体があるなら一度調べてみてはいかがでしょうか。


1日の仕事の流れ


1日の仕事の流れ
午前の仕事
えさやり、畜舎清掃、飼料配合・準備、牛の体調管理(発情等確認)、出荷(有れば)

午後の仕事
えさやり、畜舎清掃、飼料配合・準備、堆肥出し、おがくず引取り


畜産農家に聞く仕事の魅力


無事に育て、価値のある肉として販売まで持っていくこと。特に今は値段が上昇傾向にあり、手をかければその分収入となり返ってくる。
牛は鶏や豚より病気に強く、赤牛は気性も穏やかで扱いやすい。
生まれた時から育てているとなつくのでかわいい。畜産農家の皆さんにとって、かわいい=おいしいは共存している。(かわいいけどおいしい)
生き物を扱う仕事なので、世話など毎日のことで休みがない。しかし、牛に合わせた生活をしていると自分の生活時間にも規律ができるため良い部分でもある。
自分の育てた牛が種牛になり、全国に広がること。それがモチベーションとなり頑張れる。
(種牛になるには審査があり、いくつかの検定を受けなければならないそうです。)


<参考サイト>
公益社団法人 中央畜産会
農林水産省 畜産部
NIPPON TABERU TIMES

まとめ

ここまで記載した内容をもとに、畜産業の魅力をまとめます。

経済的面について

畜産業は日本の農業産出額の約39%を占める重要な分野であり、その規模は年々拡大しています。

肉用牛の価格が上昇傾向にあり、特に国産和牛やブランド豚は高い需要があります。

畜産業は高収入が期待できる職種であり、例えば肉用肥育牛では年間所得が約1118万円とされています。

技術と革新

畜産業では、自動給餌システムや健康管理のためのウェアラブルデバイスなど、新しい技術が導入され、生産性と効率性が向上しています。

持続可能な畜産を目指し、環境への影響を最小限に抑えるための技術も進化しています。

社会的意義と教育

畜産業に従事することで、「いただきます」という命への感謝を実感できるという教育的価値があります。

若い世代が増え、活気ある職場環境が形成されており、新たな人材育成の場としても注目されています。

キャリアパスと支援

畜産業には多様な職種があり、それぞれに専門知識と技術が求められます。獣医師や畜産技術者としてキャリアを築くことも可能です。

国や自治体からは、新規就農者に対する補助金や支援金が提供されており、新たに畜産業を始める際の経済的負担を軽減できます。

これらの要素から、畜産業は経済的な魅力だけでなく、技術革新や社会的意義も兼ね備えた魅力的な分野であると言えます。


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