離島生活って実際どうなの?移住して分かったメリット・デメリット
日本には、すてきな島がたくさんあります。
特に、都心部から離れたところにある島には、独自の文化や風土があり旅行や観光で訪れる人も多いのではないでしょうか?
中には、「いつかは離島で生活してみたい!」と考えている人もいるかもしれませんね。
おむすビーズでは、島根県にある「隠岐の島」という島と協力し島型インターンシップを開催しています。
数日間、島で生活し、隠岐の島ならではの文化や生業を体験するという内容です。
実際にインターンシップがきっかけで移住する人もおり、移住してみてわかったという島の特徴を聞くことができました。
この記事では「離島での生活」をテーマにメリットやデメリットを紹介していきます。
「田舎のネズミと都会のネズミ」
「田舎のネズミと都会のネズミ」というお話をご存知でしょうか?
「幸せは人それぞれで、満足できる形や安心できる場所は異なる。」という教訓を物語にした童話です。
生活環境をメリットと捉えるか、デメリットと捉えるかは人によって違います。
田舎と都会の価値をどう見出し受け取るかはその人次第です。
このお話と同じように、何を幸せと感じるかは人それぞれですので、結局のところは本人の心構え次第となります。
しかし、実際に都会では当たり前にあることが田舎ではなかったり、田舎独自の文化があるのも事実です。
離島といってもネットの普及により、以前ほど情報が入ってこないことはなくなりました。
ただ、昔ながらのものを大切にする島ならではの伝統は、都会から来た人には水が合わない、なんてことにもなりかねません。
きちんと特徴を知ることが大切です。
移住者に人気の離島はどこ?
隠岐島|島根県
- 場所: 島根県の北、日本海に位置する離島群(隠岐諸島)。島後(どうご)と島前三島(中ノ島、西ノ島、知夫里島)が主な島。
- 特徴:
- 日本ジオパークやユネスコ世界ジオパークに認定。
- 豊かな自然環境と歴史的名所(流刑地としての歴史)。
- 漁業と農業が盛んで、静かでゆったりとした生活が魅力。
奄美大島|鹿児島県
- 場所: 鹿児島県、沖縄本島と鹿児島本土の中間に位置する。
- 特徴:
- 世界自然遺産に登録された貴重な生態系(アマミノクロウサギなど)。
- 亜熱帯の温暖な気候で美しい海と豊かな森。
- 独特の文化や伝統工芸、島唄が息づいている。
屋久島|鹿児島県
- 場所: 鹿児島県の南、九州本土から約60km南に位置。
- 特徴:
- ユネスコ世界自然遺産に登録(縄文杉など)。
- 「1カ月に35日雨が降る」といわれるほどの多雨地帯。
- 登山やトレッキングなど自然を満喫するアクティビティが人気。
石垣島|沖縄県
- 場所: 沖縄本島から南西に約410km。
- 特徴:
- 八重山諸島の中心地で、アクセスが良い。
- 透明度の高い海でのシュノーケリングやダイビングが魅力。
- マリンスポーツやリゾート感あふれる環境。
宮古島|沖縄県
- 場所: 沖縄本島から南西に約290km。
- 特徴:
- 沖縄屈指の美しいビーチ(与那覇前浜ビーチなど)。
- 沖縄本島や石垣島と異なり、山がほとんどない平坦な地形。
- サトウキビ畑が広がる牧歌的な風景。
淡路島|兵庫県
- 場所: 兵庫県南部、瀬戸内海に位置し、本州と四国の中間にある。
- 特徴:
- 瀬戸大橋で本州と接続しておりアクセスが便利。
- 温暖な気候と農産物(玉ねぎが有名)。
- 都市近郊で自然も豊かなため、移住者に人気。
小豆島|香川県
- 場所: 香川県の東側、瀬戸内海に位置。
- 特徴:
- オリーブ栽培の島として知られる(オリーブ公園など)。
- 温暖な気候と美しい瀬戸内海の景色。
- 島全体にのどかな雰囲気があり、スローライフに最適。
佐渡島|新潟県
- 場所: 新潟県の西、日本海に浮かぶ島。
- 特徴:
- かつての金山(佐渡金山)や伝統文化(能、鬼太鼓)。
- トキの保護活動が進む自然豊かな環境。
- 農業や漁業が中心で、のどかな田舎暮らしが楽しめる。
伊豆大島|東京都
- 場所: 東京都の南、伊豆諸島の北端。
- 特徴:
- 活火山・三原山がシンボルで、豊かな自然が特徴。
- 東京都心から近く、船や飛行機でアクセス可能。
- ダイビングや温泉が楽しめ、リモートワークや二拠点生活にも適している。
移住先としては、それぞれの島が持つ特色やライフスタイルが異なり、自然との共存や独自の文化を楽しむことができます。興味やライフスタイルに合った島を選ぶのがおすすめです。
離島での交通事情についての特徴
不便なところ
・マイカーがないと移動手段に困る(路線バスは本数があまりない)。
・天候によって船などの便が欠航。行き来が予定通りにいかないことがある。
・道路の整備が行き届いていない。
良いところ
・島のロケーションが最高(絶景が日常)なので、通勤ルートを楽しめる。
・時には不便さを味わう事も人間にとって必要。人間力が向上する。
・車屋さんの対応力が高い&車のトラブル時にご近所さんに助けてもらう事もしばしば。
スーパーや薬局など生活環境についての特徴
不便なところ
・島全体としてスーパーや薬局は少ない
・〇〇商店など小さな日用品を売る商店はあるが夕方には閉まってしまう。
・品揃えに限界があり、洋服などは選択肢が少ない。
・島外から輸入した生鮮やマヨネーズなどの加工品、調味料等は一律値段高め(店舗さんの郵送コストと思われます)
良いところ
・地元産の生鮮品は鮮度の良いものが買える。
・魚介類や農作物などの地域資源が豊かなので、食材や労力のおすそ分け文化がある。
・島内でしか流通していない未知の食材と出会える。
・徒歩圏内に海や山の大自然がある。
・島の中心地は予想外に開けていてなんでも揃うことに感激(スタッフ談)
地域コミュニティについての特徴
特徴
・子供がすくすく育つ。単身、核家族で生活していても孤立しづらい。
・自治力が高い。連帯感による見守り力も高い。
・うわさ話はネットより早く広まる。
・草刈りや清掃活動等の地域の地場作業があるため、コミュニケーション量は多め。
※とある地区では小学生が2人しかおらず、夏休み中の毎朝のラジオ体操では地区の年配の方々も一緒に体操されていたという、ほっこりしたお話もあります。
仕事についての特徴
特徴
・仕事は意外と多い。(縁が出来ると他の仕事の声もかかる)
・最低賃金が都会に比べて低い。
・介護、医療、建築、一次産業の募集が多い。
・隠岐の島は全国でみても平均労働時間が短い。余暇に費やす時間を確保できる!
・競合が少ないので新たなビジネスチャンスを発掘し実現するチャンスがある。
まとめ
いかがでしょうか?
都会から離島へ移住した人の声をもとに、離島で生活することの良いところや不便なところ、仕事やコミュニティの特徴についてまとめました。
実際の生活は自分の目で見てたしかめないとわからないことも多いです。
もし、離島の生活に興味をもたれればお気軽におむすビーズまでお問い合わせくださいね!