近藤さん&久野さん ご姉妹

姉:近藤泰之(よしの)
居住地:土佐町
年齢:57歳
家族構成:ひとり暮らし
以前の仕事:小学校教員
現在の仕事:アルバイト

妹:久野兆佳(ひろか)
居住地:土佐町
年齢:55歳
家族構成:ひとり暮らし
以前の仕事:税理士
現在の仕事:税理士


久々に故郷を訪れ“終の棲家”だと直感!


段々に連なる棚田を一望できる高台に建つ一軒家。近藤泰之さんと久野兆佳さん姉妹は、大阪から高知県土佐町高須に移住して6年になる。移住のきっかけは、姉である近藤さんの胸の奥底に眠っていた幼少期の思い出だった。
「私が3~4歳になる頃まで、今は早明浦ダムの湖底に沈む大川村に住んでいました。ダムの完成後は、ずっと大阪で暮らしていたのですが、年齢を重ねるにつれて幼少期の楽しい思い出が蘇り、田舎暮らしに対する憧れが強まっていきました。そんな折、何十年ぶりかに土佐町の親戚宅を訪れ、この嶺北の風景を見た時に「“終の棲家”はここしかない!」という想いが湧き上がってきたんです。その想いを抑えきれずに移住を決断しました」


妹の久野さんは、姉が移住すると自分が大阪でひとりぼっちになってしまうことや、ペットの犬が姉に懐いているので寂しい思いをさせたくないと考え、一緒に移住しようと決断した。
「大阪で姉は小学校の教師、私は税理士をしていました。二人とも働き始めてからずっとハードワークでしたし「もう十分働いたかな」と思ったのも、移住を決めた理由ですね。結果、姉は早期退職、私は顧問契約のほとんどを他の税理士に渡してセミリタイア状態での移住となりました」

近藤さんが移住を切り出した時も、久野さんは素直に受け入れられたそうだ。
「切り出す以前からそんな話を時々していたので、特に驚きませんでした。親戚もたくさんいるし、不安はなかったですね。むしろ私が一緒に移住すると言ったことに、姉は驚いたと思いますよ(笑)」
こうして姉妹は、セミリタイアと田舎への移住を決断した。


ヘビやムカデだって、慣れれば大丈夫。



自宅前の棚田。地元の子と大阪の子が一緒に遊んでいたこともあるそうです。

親戚から棚田を1枚譲ってもらい、そこに家を建てて住み始めたお二人と1匹の犬。田舎暮らしを始めて、精神的、肉体的に変化はあったのだろうか。姉の近藤さんに聞くと、満面の笑顔で「明るいうちに夕食を食べて飲めることかな(笑)」という答えが返ってきた。しかしすぐに表情を改めて次のように続けた。

「時間を自分で自由に考えて使えるようになり、天気に応じて一日の大まかなスケジュールを立てるようになりました。また、何か地域の役に立ちたいという想いが強まりました。今は絵本の読み聞かせボランティアや、学習支援アルバイトなどをしていますが、教師時代より大らかに子どもたちの支援ができ、楽しくてやりがいを感じています」


田舎暮らしでは、頭の中では分かっていても現実では受け入れづらいこともある。
「移住当初はヘビやムカデが現れるとキャーキャー大騒ぎしていました(笑)。頭の中では当然出会うものだと分かっていたのですが……。もちろん今は少し慣れたから大丈夫。ヘビには熱湯をかけますし、ムカデはハサミでチョッキン」
自然の中での田舎暮らしは、子どもたちにとっては楽園のようです。
「友人や教え子の子どもたちが遊びに来ると、自然を相手に時間を忘れて遊びます。地元の子どもたちは、都会の子どもたちとすぐ仲良くなって一緒に虫獲りや川遊びなどに夢中です。ゴールデンウイークには、ご近所さんが羊を庭に連れて来て、遊びに来ていた子どもたちに毛刈り体験をさせてくれました。また、トンビが、水田を耕す耕運機の後を追って急降下し、田んぼの虫を捕まえる姿を長時間見入っていたりしました。自然の中出来事ってとても興味深いものですね」


田舎暮らしの醍醐味は“地域との関わり”のなかにあり!


地元のお祭り「虫送り」でのひとコマ。太鼓や鐘を鳴らしながら地域を回ります。

“終の棲家”とすることを意識して田舎暮らしを始めるなら、まず頭に思い浮かべるのが「身体が動かなくなったらどうする?」という点。妹の久野さんは、もともと大阪の暮らしをそのまま高知に移すつもりだったので、あまり気にしていないという。

「今でこそご近所さんと仲良くさせていただいていますが、移住当初はほとんど外に出ず、ご近所付き合いもあまりない「引きこもり状態」でした。でも、買い物もネットでできるし、注文すればスーパーの移動販売車が届けてくれますから暮らしていけます。福祉も充実しているし、町のお年寄りのイベントでは主催団体等が送迎もしてくれますから、案外大丈夫だと思っています」


最後に、移住を考える人へのメッセージをお二人にお願いした。
「会合や行事などに積極的に参加することで地域の方々と顔見知りになり、人と人との繋がりが生まれ、心豊かに日々を過ごせるのでは」と姉の近藤さん。

移住当初は引きこもりがちだった妹の久野さんは、自らの体験を元に話してくれた。
「引きこもっても全然暮らしていけますが、地域の人々と関わることで新たな世界が開けてきたんです。外に出れば楽しみを必ず得られる、それこそが田舎暮らしの醍醐味であり、楽しさだと思いますよ」

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