1. 日本の漁業とは

日本は世界有数の経済水域を持ち、水産大国と呼ばれるほど海の恵みに恵まれた国です。その中で「漁業」は、私たちの食卓を支える重要な一次産業の一つとなっています。

  • 沿岸漁業(10トン以下の漁船が中心):日本の漁業者の約88%が従事する小規模漁業で、個人経営者が多い
  • 沖合漁業
  • 遠洋漁業

このように漁業とひと口に言っても、船の大きさや漁の方法に応じてさまざまな形態があります。特に沿岸漁業は地域の特色が色濃く出るため、漁業への移住を考える際には、地域ごとの漁業スタイルを知ることが大切です。

漁業ってどんな仕事?

まず、はじめに漁業について少し説明します。
一言で「漁業」といっても様々形態があります。大きくわけると日本の漁業は、「沿岸漁業」「沖合漁業」「遠洋漁業」の三つです。
日本で主流となっているのは沿岸漁業で、日本の漁業者の88%を占め、主に10トン以下の漁船を使用する小規模な漁業です。従事する人は、ほとんどが個人経営者です。


2. 漁業の仕事と魅力

漁師さんの1日のスケジュール(沿岸漁業の場合)

  • 3:30〜 起床・出勤
  • 4:00〜 出港
  • 4:20〜 漁開始(網を仕掛ける・獲物を収穫する)
  • 6:00〜 船上で簡単な朝食
  • 9:00〜 帰港
  • 9:30〜 魚の選別・出荷準備
  • 11:00〜 食事・休憩
  • 13:00〜 網の修理や仕掛けの準備
  • 14:00〜 業務終了

ご覧のとおり、朝は非常に早いですが、その分業務終了も早め。午後から自由な時間を作れるのが魅力の一つです。また、季節によって漁の種類やスケジュールが変わり、自然とともに生きる実感を得られます。

収入の目安

漁獲量や漁の種類によって大きく変動しますが、平均的には450万〜600万円ほどが相場です。シーズン漁(カニ漁やマグロ漁など)では短期間で高収入を狙えることも。

  • カニ漁:3か月のシーズンで数百万円を稼げるケースも
  • マグロ漁:大物が獲れれば高値がつき、一気に収益アップ

このように、成果次第で収入が左右されるダイナミックさが漁業ならではの醍醐味と言えます。

3. 漁業と移住の可能性

漁業が盛んな地域に移り住むことで、自然豊かな土地での生活安定した漁業収入の両立を目指せます。自治体によっては空き家バンクや移住支援金、補助制度などが充実している場合もありますので、漁村への移住を検討する際は事前のリサーチが不可欠です。

4. まずは体験してみよう!漁業体験の方法

「漁業を仕事にしたい」と決める前に、気軽に体験してみるのはおすすめのアプローチです。実は週末レジャー感覚で体験できるプログラムや、自治体・NPO主催のインターンシップが各地に存在します。

1)無料体験ならインターンシップの活用がおすすめ

  • 学生向けインターンシップ
    一部自治体では、漁師体験のインターンを受け入れています。漁港での作業や地域コミュニティとの交流など、漁業と暮らしを同時に体験できるのが魅力です。
  • おむすビーズ主催:漁業体験インターン(隠岐の島)
    おむすビーズでは、島根県・隠岐の島での漁業体験インターンを不定期に開催しています(2020年度は開催未定)。数日間、現地に住み込みながら素潜り漁や船上での漁業を体感。実際に移住した際の生活を肌で感じられるプログラムです。参加費は0円なので、興味がある方は気軽に参加を検討してみてください。

 

2)週末に楽しむ漁業体験スポット

  • 地方の観光協会や地域NPO
    「漁師体験ツアー」「体験漁業プログラム」などを企画していることがあります。船に乗って漁を体験したり、地元の人が営む宿泊施設に泊まって漁師飯を楽しんだりと、レジャー的な要素も満載。
  • 民宿やゲストハウスが主催する漁業体験
    小規模ながら、オーナーが漁師と連携して体験イベントを行っているケースも。観光地化されていない“穴場”が多いので、よりリアルな漁師の暮らしを知ることができます。

無料体験はインターンシップの活用がオススメ!

学生の場合、インターンシップの受け入れを行なっている地域があります。
地元の自治体に問い合わせ受け入れているか確認してみてもよいでしょう。
http://www.ryoushi.jp/regional/24/post_51.html

学生インターン以外では、私たちおむすビーズでが、漁業体験インータンシップを開催しています。場所は島根県の隠岐の島です。

▼隠岐の島インターンについてはこちら▼
https://www.inaka-start.com/support/step/entry-66.html(2024年度は開催未定)

おむすビーズが開催しているインターンシップは、単なる漁業体験ではありません。
地域に数日間住み込み、実際に移住した場合どのような生活になるのかを体験し、肌で感じてもらうことを目的としています。
素潜りをして貝を獲ってみたり、漁船に同乗し漁に出てみたり様々な生活を体験することができます。
体験にかかる参加費は0円です。まずは、気軽に体験してみたいという方におすすめしています。


有料体験はこのようなサイトに掲載されています。

1日漁業体験ができるところもいくつか紹介します。
1日5000円以上という料金設定が多いです。

日本全国の漁業体験

五島感動しま旅!

水産庁|渚泊(なぎさはく)の推進

まとめ

日本の一次産業を支える漁業は、自然と共存しながら収入を得られる非常に魅力的な職業です。ただし、朝が早いことや天候リスクなど、都会暮らしとは異なるライフスタイルが求められます。そこで、まずは漁業体験を通して雰囲気をつかむことが大切。

  • インターンシップ週末体験で海の仕事を知る
  • 移住支援自治体の補助制度を活用しながら、地元住民とのネットワークを築く

こうしたステップを踏むことで、漁業への就業や地方への移住が、より身近なものになるはずです。ぜひ一度、漁業体験のプログラムに参加して、海と生きる仕事の魅力に触れてみてください。

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